精神的負担となる注射の苦手意識を克服する方法

看護師が注射に苦手意識を持つと、その現場の仕事自体が精神的負担になってしまうものです。注射を任される度にストレスが溜まるのは、なかなか苦痛なことであり、それが仕事を辞める原因になる場合もあります。ここではそうならないために、注射の苦手を克服する方法について詳しく書いていきたいと思います。

実際に苦手を克服するためには、苦手意識を持つ原因別に、どのような対策が必要になるのか考えていく必要があります。例えば新人看護師が注射が苦手という場合は、圧倒的に経験が少ないことが関係しています。そのため、何度も実践を繰り返すことで苦手意識を克服することが可能です。

実践を繰り返し、成功経験が増えてくれば、自分に自信を持つことができるはずです。人形で練習をするだけでなく、なるべく先輩や先生の血管で練習を重ねることが大切です。色々な先輩や先生に協力してもらうことで、多様なタイプの人の注射に対応できるようになるため、同じ人ばかりでなく、違う人にお願いしてみることが大事です。

また、注射を打つにあたってよく言われるのが、血管を探すのが苦手だということ。注射を指す部位をうまく見つけ出せず、患者さんに痛い思いをさせた経験がトラウマになってしまうような人もいます。

血管を見つけるのが苦手なら、血管を膨張させて注射をするための準備を十分に整えるようにしましょう。40度程度の蒸しタオルで注射部位を温める、腕をさすってマッサージをするなど、血管を膨張させるためにできる対策はいくつか挙げられます。絶対に血管を外したくないのなら、こういった万全の対策を講じてみるといいでしょう。